ニュージーと、親方と、ときどきダンナ。

家族3人。ニュージーランドでの初海外ライフ。

弟子誕生おめでとう!!その2~病院へいざ出陣!

こんにちは。

 

 

 

 

 

そういえば

破水する前日の夜に

ダンナが「春巻き」を作ってくれました。

 

 

 

ニュージーに来て仕事を辞め、専業主婦になったわたしですが

それをきっかけにほぼほぼ3食作るようになったわけで

仕事しているときには一度もトライしなかった「揚げ物」も

から揚げやコロッケ、トンカツ、かき揚げなど

おいしいかは別として、一通りできるようになりました。

 

 

 

 

でも、なぜか「春巻き」は通ってこなかった。

 

 

 

 

いっこうに作ろうとしない妻に諦めたのか

この前、親方のカノジョ「ミヤちゃん」ファミリーとご飯を食べた際に、ミヤちゃんママのミドさんに春巻きを作ってもらっていたダンナ。

そこで「春巻き熱」が再び燃え始めたのか…

 

 

 

 

「作らないなら、作ってやろう、春巻きYEAH!!」

 

 

 

 

ということで、ダンナハハからレシピを入手したダンナが作ってくれました。

 

 

 

 

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「なんか生春巻きみたいだね~。」

 

 

 

お互い春巻きを作ったことがないので

何が正解かわからないまま

ダンナハハがくれた、写真も挿絵もない文字だけの秘伝感があふれまくるレシピを見て春巻きを作っていくダンナ。

 

 

 

 

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そしてダンナの揚げ物デビューの時。

油にびびりまくる姿を、後ろでにやにやしながら写メとりまくる。

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

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か~んせ~い…

 

 

ん?

 

 

 

 

「春巻きってこんなんだっけ!?」

 

 

 

 

「茶色くならない春巻きの皮なのかな?」

 

 

 

「なんかぷくーってふくれてるね~。」

 

 

 

なんて言いながら、揚げたてをパクリ。

 

 

 

 

 

 

もちっ。

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

春巻きって触感「もちっ」だっけ?

 

ここでようやく気づく。

いや、もうみなさんはお気づきかもしれません。

 

そうです。

買ったのは春巻きの皮ではなく、生春巻きの皮だったのです。

 

 

商品裏面英語トラップがここでも発動!

 

 

読まないよね~買う時。裏面英語だとどうもね。

 

どうやら春巻きの皮は小麦粉でできていて一般的には正方形。

生春巻きの皮は米粉でできていて一般的には丸い形、だそうです。

 

 

 

いや~勉強になりますね。

 

 

 

それでも揚げたての春巻きは

歯にくっつくけれど、とてもおいしくて

ダンナと2人でまさかの12本完食!やばっ。

 

破水前夜の春巻きは、無事、弟子の栄養となっただけでなく、次の日に繰り広げられる出産の闘いに向けたわたしのエネルギーとなったのでした。

 

 

 

 

ありがとう♡

今度は皮、四角のやつ買おうね。

 

 

 

 

 

 

そして春巻きを食べた約24時間後…。

ミッドワイフのもとで破水し

一度家に帰って親方、ダンナ、わたしでの最後であろう3人ディナーを終えた19時すぎ。

 

 

陣痛間隔はだいたい10分。

きゅーーーーっとした痛みが強くなる。

 

 

 

 

21時ころ、親方が就寝。

わたしも眠くなってくる。

 

横になっていた方が痛くなってきたので

家の中をうろうろし続ける。

 

 

気を紛らわすために

途中まで見ていたNetflixの「食戟のソーマ」全24話を痛みと闘いながら見終えると、時刻は日付がかわり午前0時すぎ。

このとき陣痛間隔は5分を切っていた。

 

 

だんだん立っているのも辛くなってくる。

 

 

 

 

辛い…。

  

 

 

辛いよ!!!

 

 

 

 

 

「陣痛間隔が2分になって、それが2時間続いたら電話…陣痛間隔が2分になって、それが2時間続いたら電話…陣痛間隔が2分になって…」

 

と、なにかが憑りついたかのようにつぶやき続け、さらにたえること2時間。

時刻は午前2時過ぎ。

陣痛間隔は2~3分に。

 

 

 

「そろそろ電話せぇへん?」

 

 

 

まずはダンナが助産師のお友達ミドさんに電話。

ダンナと病院へ行くため、家にいる親方を見てもらう約束をしていた。

 

ダンナが電話すると、ワンコールで電話をとってくれたミドさん。

すぐに駆け付けてくれて、あまつさえ、腰をもんでくれたり、「痛いよね。」と励ましの言葉をかけ続けてくれる。

 

 

 

「ミドさん、あんた~いいミッドワイフだよ~。わたしゃ出会えて幸せだよ。」

 

 

 

と、なぜかおばぁちゃん口調で感謝の言葉が胸の中を駆け巡り、思わず泣きそうになる。

陣痛の痛みもあり、ミドさんにはうまく伝えられなかった。

 

 

 

 

 

そしてニュージーのミッドワイフに電話。

病室手配完了。

 

親方の寝顔を見てパワー注入。

ミドさんに親方を託し

いざ、病院へ出陣!!!!

 

 

 

 

 

病院へ到着したのは午前4時。

痛みはすでに立っていられないほど。

 

 

 

病院到着時点で子宮口は6~7センチ開いていたが、全開の10センチには届かない。

弟子の心拍をひろうモニターをつけ、 子宮口が開くまで待つことに。

 

 

 

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ニュージーでは「笑気ガス」という痛みや恐怖を軽減させるガスを吸うらしく、わたしにもそれが渡された。

 

陣痛の波がくるな…と思ったらガスを思いっきり吸って、そのまま吐く。

 

効く人と効かない人がいるようで

わたしの場合、正直効いているかよくわからなかった。

 

 

 

つまり痛かった。

そして眠かった。

 

 

 

午後3時に破水して陣痛が始まってからすでに約12時間。

 

 

 

「休みたい…。」

 

 

 

そんな心の声が聞こえたのか

 

 

 

ここが頑張り時です。頑張って、赤ちゃんが下りてくるのを感じながら動きましょう。」

 

 

 

と、ミッドワイフ。

 

ということで

 

 

 

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バランスボールの上に片足を乗せ、片足でスクワットしたり。

 

 

 

 

 

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笑気ガスを吸いながらひたすらスクワットしたり。

 

 

 

とにかく立って、スクワットして、子宮口が全開になるのを待つこと4時間半。

陣痛間隔も短く、一回一回がかなり痛いのに、なかなか6~7センチから開かない子宮口。

 

 

 

 

「つ、辛い…。」

 

 

 

そこで突如、病室に現れたアラビア系の男性。

なにやら深刻な顔でミッドワイフと話し出す。

このアラビア系の男性の出現により

わたしとダンナは、決断を迫られることとなる…。

 

 

つぎへ続く~。