クラシックカーショーは人生を謳歌する人で溢れていた。
こんにちは。
イモウトが新婚旅行でニュージー南島に上陸しました。
晴れ女の力か、愛の力か、晴れ間がのぞいたようで
本当によかった。
やっぱり晴れと雨じゃねぇ。
せっかくならねぇ。
お隣のナイさん。
世間一般ではおじいちゃんの部類に入る70歳。
とある日の午後3時。
親方をデイケアにお迎えに行き帰ってくると、愛車であるクラシックオープンカーに乗ってちょうどナイさんも帰ってきた。
「ブロロロロロ…」
ナイさんのクラシックカーは大きな音がするので少し遠くにいてもすぐにわかる。
ナイさんに挨拶しようと待ち構えると
アイス片手に助手席に孫のゼイビーを乗せて、オープンカーを運転するナイさんが近づいてきた。
「It's so hot today.」
うんうん、暑いよね。
今日は暑いよ。
ちょっと待って。
あなた、70歳よね?
あれ、70歳って、アイス食べながらオープンカーに乗るもんだっけ?
まぁ最近の70歳はすごい若いですからね。
ダンナチチも70歳超えても若い若い。
自由でワイルドで穏やかなお隣の70歳は、同じ日の夜8時ころ
クールダウンだと言って、今度はウェンさんを乗せ、再びクラシックオープンカーを発進させていた。
それを見てダンナは言った。
「幸せな人生って、たぶん老後に孫とクラシックオープンカーに乗ることやな…。」
幸せの定義は人それぞれですが、確実にナイさんは老後を謳歌している。
そんなナイさんの車が展示されるという
「The Ellerslie Classic Car Show」に週末行ってきた。
ニュージーは自国の自動車メーカーはないけれど、自動車所持率は人口の7割を超えるそうでまさに車社会。
7割って…大人はだいたい持ってるってことかな。
様々な車が輸入されており、クラシックカーを愛する人もとても多い。
当日。
会場となっているエラズリーというところの競馬場に到着。
すでにたくさんの人が来ており、かなり遠くの駐車スペースへ誘導される。
まわりに駐車された車たちが、もはやなんだか絶対にドアとか当てちゃいけないヤツ。
形とかどうなってるの?なんか長くない?
わたしたちの愛車、日産ノートが逆に浮いて見える。
さぁ、会場に入ってみます。
いるいる!ナイさんみたいなヤンチャなおじさんがいっぱい!
どうやら展示するだけの人と、
大会に出場する人と別れているようだ。
そして「Audi Car club」などのCar clubに所属する人の展示と個人で展示する人でも別れているようだった。
Alfa Romeo、BMW、Volkswagen、Ford、Mini…
知っているメーカーもあれば、聞いたことのないメーカーもあり、とにかく…
好きな人にはたまらないのだろう。
という感じ。
ロード・オブ・ザ・リングのロケ地であるホビット村に行ったときもそうだったけど、何かを「好き」っていう気持ちは人生を豊かにしますね。
好きかそうでもないかで、見たり聞いたり体感する温度と湧きあがるエネルギーが全然違うと思う。
とはいえ
車がそんなに「好き」でなくても
こんな車や
…わちゃわちゃレトロなやつとか
日産の日本にはない日本車「DATSUN」というクラシックカーも。
色がカワイイ。
さぁ、ナイさんの車は…
ミシュランマンを通り過ぎると…
あった~。
ナイさんの車は「MORGAN」。
イギリスのクラシックスポーツカーを製造する自動車メーカーだそう。
お世辞ではなく、かっこよくて
お世辞ではなく、たくさんの人が見て写真を撮っていた。
「オイラもほしいな~。」
両手にプラレールを持ちながらはしゃいで走り回る親方。
お高いクラシックカーにプラレールが当たらないか終始ヒヤヒヤ。
クラシックカーの展示会なんて、きっとナイさんと出会わなければ来ることはなかっただろう。
青空の下で見るクラシックカー。
少しだけ、少しだけ欲しくなりました。
そういえば、
幸せな人生とは
老後に孫とクラシックオープンカーに乗ることとダンナと話してましたが、
同じようなブログを以前書いていた。
↓↓↓
うん、今はとりあえず、せっせと働こう。