「一口だけ」の大いなる成長。
こんばんは。
最近、少しずつだけど意味のある言葉を発するようになった親方。
2歳の母子手帳チェック欄にあった、2つの言葉をつなげる「二語文」はしゃべりませんが、親方なりにゆっくり色々な言葉を吸収していっている感じが伝わってくる。
言語力の成長を感じるようになったのは、親方が発する言葉が単に増えたからだけではない。
色々な場面で、こちらが言っていることを理解してるなぁと感じる場面が増えたからでもある。
アウトプットとインプット、両方において…
親方、成長してるね。
例えば最近、
「一口だけ食べてみて。」
が通じるようになってきた。
食事のとき、嫌いなものや食べたことないものについては、断固として拒否してきた親方だったが、
最近、「一口だけでいいから食べてみて。べーってしてもいいから。ね。がんばって。」と、根気よく説得すると、おそるおそる食べてくれるようになったのだ。
今朝も、ホウレンソウの入った卵に全く手をつけなかった親方に対し、「一口だけ」と説得をする。
すると
「パクリ。」
なんとも気分が乗らなそうな、イヤそうな、絶妙な表情で一口ほうばる親方。
今にも口から出しそうな親方に、がんばれ!飲み込め!とエールを送る。
「べーってしてもいいから。」とか言っておきながら、親って本当に調子のいい生き物だ。
必死に咀嚼する親方。我慢のこの顔。
そしてしばらくフリーズ。
励ましと説得を繰り返し、なんとか飲み込んだ親方。
調子乗ってもう一口、と親方の口に運ぼうとすると、ささっと手を合わせ「ご馳走様でした」と猛アピール。
本当に、「一口だけ」なのだ。
それでも
「一口だけ」さえも食べてくれなかった数か月前の親方からは、大いなる成長を感じるわけで、こうやって、言葉が理解できるようになってくると、コミュニケーションが少しずつだけどとれるようになってきて、子育ての新たなおもしろさと大変さが見えてくる感じがする。
今は言葉を「理解」しただけで嬉しく感じるけど、これがどんどん当たり前になって、いつかは「理解できてるのに、なんでできないの?」と思うようになるのかな。
そんなことを、今日、運転中にふと考えたわたしでした。