はじめてのノースランド旅行 その4
こんばんは。
さてさて。
いいかげん今日で終わりにします。
「はじめてのノースランド旅行」。
激辛トムヤムクンであえなくノックアウトされ早寝したわたしは、日曜日の朝、ダラダラと起き、ダラダラと帰りの準備を始める。旅行だからと言って早起きはしない。
こういうとき、ダンナはすでに諦めてるのか、何も言わずに眠らせてくれる(ダンナと親方は朝、公園に行っていた)。
そしてチェックアウトの時間きっかり10時にモーテルを出発。
しかし昨日紹介したモーテル。
民泊サイト「Airbnb」で7,000円くらいでした。3人で!
安いよね~。
天気が悪いと前々から分かっていた日曜日は、特にこれといったプランも立てず、宿泊していたPaihia(パイヒア)から帰路である南へは向かわず、さらに北へと車で30分。
オレンジが香るアートの街「Kerikeri(ケリケリ)」へ。
ふらっと立ち寄ったケリケリだけど、イギリスから初めてニュージーに宣教師が訪れた地でもあり、ニュージー最古の建物がこの地に残っていたりと、歴史的にも重要な地とのこと。
さらには「アーティストが多く住む街」として、芸術的な分野でも有名で、アーティストの工房巡りツアーなんかもあるくらい、知る人ぞ知るアートの街。
と、そんな知識も全くないまま、なんとなくケリケリに来た親方一行は、歴史的、芸術的観点で有名なスポットはオールスルーし、「あっ」と目に留まったワイナリーへ突撃訪問。
その名も「Cottle Hill Winery」。
かわいらしいお店の目の前には、ぶどう畑が広がる。
オレンジの木が置かれた入り口の扉を入っていくと
しぶい白髪のおじちゃんが、笑顔で迎えてくれた(ダンナで見えないけど)。
いくつかワインを試飲してみる。
ワインは15ドル~30ドルくらいでお手頃(1200円~2500円くらい)。
樽の匂いもかすかに香る、しーんとしたお店のなか。
試飲したワインがこれまた
おいしいの!
ニュージーのスーパーではそんなに見ない、ゲヴェルツトラミネールの品種の白ワインが、一番安かったけど一番おいしかった(わたしてきに)。
芳醇な匂い、すっきりとした味わい、それでいて舌にかすかに残る…
なんて言えるわけないので
終始
「ぐぅ~~~っど!」
「ぐ~~っどすめーーる!」
「ぐぅ~~~っど!(2回目)」
と、小学生でももう少しましなこと言うだろうと感じるような単語を連呼するわたしでしたが、ほんとうにおいしくて、気に入ったものを5本購入しました。
2階から
「Do you need help~?」
と、女性の声が聞こえたから、奥さんなのかな。
こじんまりとしているけど、とても居心地の良いワイナリーでした。
さぁ、ワイナリーを出て、これまたふら~っと立ち寄ったのは
「The old Packhouse Market」というファーマーズマーケット。
お~。アートの街感出てるね。
オレンジをはじめとする新鮮な果物や野菜のほかに、カフェやエスニックフードなどの出店が並ぶなか
とりあえずケリケリオレンジを購入。
すると、オレンジ売りのおっちゃんがトラクター?に乗せてくれた。
親方嬉しそうでした。
食べ物のほかにも、さすがアートの街、ユニークなお店が並びます。
ご…
ゴミ?w
失礼しました。なんかわからないけど、ヘアカラーから乗馬に使うクッションまで、いろいろごちゃごちゃ売っているこの店では、店番の少年2人がずっとコソコソいちゃいちゃ遊んでいた。
ひとつひとつ、巨大な笹の葉のような葉っぱを割いて作るカゴやバッグや帽子たち。
「きょう…オイラのでばん、しゅくなくない?」
ごめん。親方。アートの街だから。
こちらは「KOMBU CHA」。
昆布茶じゃないよ、KOMBU CHA。
美容や健康に良いと、セレブの間でもはやっているらしいなぞのお茶は、お茶を発酵させて作る植物性の発酵ドリンクらしい。
そういえばニュージーのスーパーでも売ってるわ…。
おもしろくてきょろきょろ、色々なお店を見ながら回っていると…。
こちらっ!
実は、ロトルアの間欠泉で有名な「テ・プイア」というところのお土産屋さんで売っていたキウイたちが、け、け、ケリケリに!
ロトルアのそこでしか買えないと思っていたので、一人大興奮。
しかもいろいろなのある~。
ロトルアのお店には、キウイしかありませんでした。
ハハがニュージーに来た時も、ロトルアへ行った際にこのキウイの置物を気に入り、すべて買い占めるのではないかと思うくらいに大人買いをしていた。
ケリケリでまた出会えるとは。
興奮してハハにLINEし、この日も4つほど購入。
ひとつひとつ手作りで、名前がついているんです。かわいいんです。
と、こんな感じでケリケリを楽しんでいたら、
恐ろしいほどの大雨が突如降りだし、外のお店は即撤収。
満足した親方一行も、そろそろ帰るかと、オークランドへの帰路に着くのでした。
乗った瞬間爆睡。
親方よ、デキる子だわ。
今度は最北端目指そうね。