英語学習歴だけいっちょまえに長いのに。
こんばんは。
ハハが去年の冬(ニュージーの冬ね)、
ニュージーに遊びに来てくれたとき
ワイナリーや自然が美しい離島「ワイヘケ島」で
親方にパジャマを買ってくれた。
その時親方は、たしか10か月くらい。
半そでのパジャマで、今年の夏に着られるよう
「12~18か月」用のものを選んだ。
久しぶりにそのパジャマを着せてみると
ピッチピチ!
フォルムが、緑色の…そうそうハルクみたいじゃないか?
妙にマッチョでちょっとオネエな親方を見て爆笑していたからか
泣き止まぬ親方。
ひとすじのシワもたるみも出ないピッタリ感。
ごめんね、バカにしてたわけじゃないよ。
ハルクな親方もかわいい(おもしろい)わ。
そういえば今週から、
以前よりたまに行ってた
Panmureというところにあるプレイグループで
英語のクラスの新しいタームが始まった。
インドや中東の国々の人がメインのこのプレイグループでは、
英語が十分でないお母さんに、無料で英語を教えてくれる。
英語のクラスの間は、サポーターのお母さんたちが子どもを見ていてくれる。
こんな感じで、クラフトやねんどなど、
様々な遊びも用意してくれて、安心して子供を任せられる。
みなさん本当にいい人で、さらに無料という、いたれりつくせり。
新しいタームの初日ということで、
エントリーシートのようなものを記入し、
その後、英語のクラスの先生と会話し、英語レベルを査定される。
「英語を何年間勉強してたか?」
という質問に、
「と、とりあえず1~2年に〇つけとくか…」
と、なぜか下に見栄を張り、適当に〇をしたわたし。
その項目を見た先生が
「Did you go to University?」
と聞いてきたので「Yes」と答えると
速攻で「1~2年」の〇に二重線を引き、「10年以上」に〇をつけなおした。
中学生から英語を勉強してるとして、たしかに10年。
簡単なリーディング、ヒアリング、スピーキングのテストを受けたけど、
10年勉強しているとは思えないありさま。
わたしと同い年のイランの女性が同じく英語のクラスにいて、
彼女は3人の子供がいる。
難民申請をし、ニュージーにやってきたのが4~5年前(たしか)。
英語はニュージーに来てから、
生活するため、子供のためにがんばって勉強したそう。
読んだり書いたりは苦手だけど、本当に上手に話す。
ふと、
「英語が日常会話レベルに話せるイランの女性」と、
「英語がほとんど話せない日本の女性」、
この同い年の女性がニュージーの企業の採用試験を受けたら、
どっちが合格するのかな?なんてことを考えた。
うす~いあさ~いわたしの知識のなかで、
「イランはイスラム国とか内戦とかで治安が悪く危険な国」というイメージが先行し、
なんとなく「日本より下でかわいそうな国」と思っていたわたしは、
こういう場所で、同い年のイランの彼女と出会わなかったら、
たぶん「日本人が採用されるでしょ」と思っていたと思う。
でも、この英語力の差を目の当りにしたら、
採用されるのは間違いなくイランの女性でしょう。
ニュージーに来て、
ときどき、このとき感じたときみたいな
「う”~~~~~~~ん。」
とうなりたくなるような、なんとも言えない気持ちになることがある。
「こんなに恵まれてるのに。」「あんなに勉強してきたのに。」
と、考え出すとキリがなく、考えてても英語は話せるようにならないので、
とにかく練習、勉強をしようと思った一日でした。