カマキリにはドSになれる。
こんばんは。
友達の子どもが、男の子で7歳になるのだけど、
幼稚園のとき、イジメの対象になっていたという。
イジメといっても、まだ4~5歳の子どものイジメなので、
日本で自殺に追い込まれてしまうような陰湿なやつではないと言っていたけど、ぶたれたり、仲間外れにされたりしたらしい。
このことが、幼稚園の先生にも知られてしまい、
イジメてた子とイジメられていた友達の子どもが先生のもとに呼ばれた。
最初に先生が放った言葉は、友達の子どもに対して。
「なぜ、イヤ(NO)と言わないの?」
たったそうだ。
え~…。
これと同じことを、例えば日本の教師がイジメられていた子に対して言ったとしよう。
「イジメられているほうも悪い」ととらえられるこの発言。
それが親や教育委員会、メディアなどに知られたものなら…非難ごーごー。
しかしながらニュージーでは、
幼稚園、保育園で最初に幼児、子どもに覚えさせる言葉は
「NO」
「I don't like it. 」
らしい。
これはニュージーの小学校、中学校、高校でもあてはまることで、「NOならNO」とはっきり言わないと「言わないほうも悪い」という、言われてみれば至極真っ当だけど、それがなかなか難しいんだよとツッコミたくなるような欧米的文化が根付いている。
親方…
NOと言えるかな。
今日も1歳の女の子にピアノのおもちゃを取り上げられて、ため息つきながらしぶしぶ退散するNOと言えなそうな親方ですが
カマキリにはドSぶりを発揮。
カマキリをわしづかみするも逃げられ、つんつんしては逃げられ、それでも追いかけ続けていました。
子どもってすごい。恐怖心はないのか。
未知なるものへの目のキラキラがまぶしいわ…。
ヨダレもダラダラ…た、食べものじゃないよ。
上に逃げられた親方。
下りてくるまでじーっとカマキリを見つめてた。
カマキリとか、ミミズとか、だんごむしとか、
わしづかみして
「はいっカアチャン、あげる。」
って言われたら、
「いらない」と言う言葉を必死に飲み込み…
「それはパパ担当」と言うことでしょう(結局いらない)。
親方は今日も公園でのびのび遊びました。
ニュージーのオークランドは、気持ちのいい天気が続いています。
お決まりのすべりだいを楽しんでいた親方。
勢いあまってすべりだいから放り出され、木のチップが敷かれている地面にすってんころりん。
みのむしみたいになりました。
「はぁ~あ~いっちゅもこの公園じゃない?」
と少し不満げの親方も
飛行機が空を走ると勢いよく立ち上がり手を振ります。
突如走り出す親方。
わが子のカワイイ瞬間をカメラにおさめるべく一並走するわたし。
「カアチャンこけたな…。」
スリップしたわたしを見て、
マネをする親方。
「べつにカアチャンこけたわけじゃないから~。写真とろうとスライディングしただけだから~。」
と立ち上がるわたし。
「じゃおいらも立つわ~。」
と立ち上がるも
「またコケたわ。」
と、なんだか楽しそう。
そんなほっこりな一日でした。
冬でも天気がいいと気持ちいいよ~
冬のニュージーお待ちしております。