そういえばバレンタインがあったね。
こんばんは。
そういえば今週はバレンタインがありましたね。
日本はさぞ、バレンタイン一色だったことでしょう。
歳を重ねると、悲しいけれども特にこれといってドキドキわくわくしなくなってしまうイベントたち。
会社で同じ部署の男性陣にあげるかあげないか。
役員、部長、課長どこまであげるか。
別に誰にも頼まれていないし、
わたしのチョコを誰もそんな望んでいないし、
おじさまたちだってお返しするの面倒かもしれないのに、
社会人OLあるあるでバレンタイン時期は悩んでいたことを思い出した。
ニュージーでは、
男性が女性に感謝や愛情をこめてチョコやプレゼントを贈る日(ホワイトデーなんて無いらしい)。
はっきり言って、ニュージーでバレンタインは、
街中見渡してもそんなに盛り上がってる気配はない。
大々的にではなく、ひっそりと感謝や愛情を贈る日…なのかしら。
とはいえ、「男性から女性」ということを聞いてから、
もちろん郷に入っては郷になんちゃらということで
出張やら仕事やらで今週ずっと忙しかったダンナに会うたび
「ニュージーでは、男性から女性らしいよ。男性から女性。夫から妻。」
と唱え続けた。
ドキドキわくわくしなくなったイベントも、
もらえる側なら超ウェルカム。イベントサイコー。
唱え続ける作戦は成功し
「カアチャン、おいらつくったで。」
ちゃっかり手柄を横取りしたかのように見えますが、
もちろん親方ではなく、
ダンナがファンキーなTシャツを着て作ってくれました。
こちらのTシャツは、わたしがゴリ押しして購入したTシャツで、
実物を見るとオシャレで似合ってるんだけど、写真にとるとちょっと…オネエ?
うん。下北とかにいそうな感じ。
阪神ファンのダンナチチにも買おう買おうと勧めたけど、
ダンナの困ったような笑顔で
「あ、いらないんだな…」ということを悟りました。
話がそれましたが、
遅ればせながらのバレンタインディナーは大変おいしくいただきました。
「うまかったやろ?」
ハハが送ってくれたおニューのパジャマに
トマトやらアボカドやらこぼしまくった親方を
速攻おいはぎ。速攻ウタマロ。
「ママちゃん買ってくれたパジャマはおなかが冷えないんやで~。」
と、腹巻したちっこいおじさんのような親方は、
この姿でずっと楽しそうに遊んでた。
そういえばバレンタインとはまったく関係ないけど
最近、英語の勉強にとアメリカの高校生のドラマを見ていた。
そのドラマで、思春期のちょっとエッチな問題で
母親と息子がケンカするシーンがあった。
「もう出てってよ!一人にしてくれよ!マムとは話したくない!!」
「お願い。もっと話し合いましょう。」
と激しい言い争いのあと、
息子が母親を家の中で避けまくる日々が続く。
一言も口をきいてくれない息子に我慢できず、
ついに母親が高校まで行って車で息子を待ち伏せ。
そこで本音を言い合い、
素直な気持ちを伝え、
お互い謝って仲直り。
最後は熱いハグをする…
わたしが驚いたのは
ケンカの延長戦で高校まで乗り込むところもそうだけど
なによりも16歳の息子と母親がなが~いあつ~いハグを
ほかの生徒がじゃんじゃん帰宅するなかで堂々としてたこと。
日本じゃ絶対に次の日、冷やかされるどころか、
「え、昨日カアチャンと抱き合ってたよね…どうしたの?なんかヤバイやつ?」
みたいに、笑いのネタにもならないくらい、ありえないシーンだなぁ。と。
ニュージーのお母さんたちとお話しすると
ニュージーで育った男の子たちは、
そりゃ全員ではないだろうけど、
大きくなってもソファーでお母さんと映画見たり、
花束を贈ったり、ご飯を食べに行ったり、
「お母さんと仲良し」な男の子たちが多いらしい。
日本じゃマザコンと呼ばれそうなこれらの男の子たちの行動。
なんでもかんでも「ママに聞いてみるね。」とか、
いつでもどこでも「ママがいいって言うかな?」とか、
自立していない感じの「お母さんと仲良し」はイヤだけど
高校生の息子とソファーで映画見るとか…
いいよね。
ソファーでお母さんと映画見ても後ろ指さされないニュージーの環境が
「お母さんと仲良し」ボーイズを自然と生み出しているのか。
そんなことも思った週末でいた。