ニュージーと、親方と、ときどきダンナ。

家族3人。ニュージーランドでの初海外ライフ。

ダンナファミリー到着前日の大事件。WASPとは…

こんにちは。

 

 

 

 

 

しばらくブログがあいていました。

というのも、

 

 

先週から

 

 

 

ダンナのチチハハアネ、そしてダンナアネの息子のコーちゃんがニュージーに遊びに来てくれました!!

 

 

大学の友達のアッコ、イモウト夫婦とオバ

 

 

 

 

そして集大成がダンナのファミリー!!

 

 

 

 

 

約1週間、ニュージー北島を旅行しました。

 

 

 

 

そしてこの1週間の間に、コロナの脅威が日本を襲い…

幼稚園や学校が休みになったり

トイレットペーパーが姿を消したりと

不安・混乱の声が日本からニュージーにも届いてきました。

 

 

 

 

かく言うニュージーにもコロナウイルス感染者が出たことから

じわじわと不穏な空気が広がっており…

 

 

 

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ペーパー類、日本と同じく消える。

 

 

 

 

 

「買えない」「手に入らない」「供給されない」

 

 

「無い」という恐怖にかられた人間の行動は早いですね。

 

 

 

大変なことになってしまいました。

できることを個人個人やって、助け合いながら乗り越えていくしかないですね。

 

 

 

 

 

 

 

さて、2月下旬。

イモウト夫婦とオバとたらふく遊んだ親方は。

 

 

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3日間という短い間でしたがすっかり仲良くなり

 

 

 

車で移動中も

たくさん遊んでもらいながら

日本のおいしいビスケットをたらふく与えられた結果…

 

 

 

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すっかり肥えました。

 

 

 

 

 

 

さて、イモウトたちも無事に帰り、つかの間の日常に戻った先週のある日。

気が付けばダンナファミリーの来ニュージーを翌日に控えていた。

 

たっぷり脂肪を蓄えた親方をいつもどおりデイケアに連れていき

その間にダンナファミリーに泊まってもらう部屋を掃除。

 

 

 

いつも来客があったときに使ってもらうこの部屋。

2月に入り、アッコやイモウトたちにももちろん使ってもらっていた。

 

 

しかしこの部屋、

1月末頃からどうもハチが飛んでいるな…と思うことがしばしば。

 

「なんかハチがやたら飛んでる気がするんだけど。」

 

とダンナと軽い会話を交わすものの、深く追求はしていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

いつもどおり掃除を開始するわたし。

泊まってもらう部屋にはバスルーム(トイレとシャワールーム)がついている。

バスルームの引き戸を開ける。

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

生きているハチさんが壁に4匹。

死んでいるハチさんが床に5匹。

 

 

 

落ち着いて、引き戸をとりあえず一回閉める。

 

 

 

 

 

こりゃおかしいよね。

 

 

 

 

 

バスルームには天窓がある。

ここに住んでから一度も開けたことはない。

 

天窓を見上げるとハチがぶんぶん飛んでいた。

 

 

 

 

こりゃおかしいよね…。

 

 

 

 

幸運にもその日、ダンナが家で仕事をしていたため見てもらう。

こりゃおかしいねとダンナも言う。

 

 

殺虫剤があったことを思い出し、トイレにいるハチに向かって吹きかける。

自然な流れで、天窓にも同じように殺虫剤を吹きかけると…

 

 

 

 

 

 

ボトボトボトボト

 

 

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

(虫が苦手な人は見ないでください!)

 

 

 

 

 

 

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こりゃおかしいよね!?

絶対におかしいよね!?

 

 

 

 

 

こんなとき…とっさにとる行動

 

 

 

そうだ!お隣のナイさんに聞いてみよう!

 

 

 

もうほんと、人に頼らなきゃ何もできないギリギリゆとり世代のわたし。

困ったとき、体が当然のようにナイさんを求めていた。

 

 

こうこうこういう状況なんだけど…とテキストを送ると

すぐに返信が返ってきて

それはWASPだとナイさんは言う。

 

 

 

WASP??」

 

 

 

最初、ナイさんのメールを見てWASPASAPと見間違える。

 

「They may be WASP.」

 

というナイさんが書いた文章を

焦ってたこともあり「それらは緊急?」みたいな意味でとらえてしまい、

 

「It's not ASAP.  It's OK.  I'm fine.」

 

と、わけのわからない返信をしてしまった。本当、恥ずかしい。

 

 

 

 

辞書で調べると、WASPスズメバチ、ジカバチ、攻撃的なハチ」と出てくる。

 

 

 

 

 

え、やばいんじゃない?

 

 

 

 

 

どうやらニュージーで近年急増中のWASP

2~3月がまさに活動最盛期らしい。

 

 

 

 

オロオロしていると、ピンポーンとベルが鳴り、ナイさんが天窓を見に来てくれた。

 

 

 

 

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開けたことないパンドラの箱…天窓を開けてみると…

 

 

 

 

 

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天窓を開けた右側の枠のところにWASPの巣を発見。

 

いやーーーーーーーーーーーーーー!

 

 

 

 

 

 

「いや~あったね~。」

 

 

みたいな軽いノリで微笑むナイさん。

 

 

「今暑いからさ、夕方になったら屋根に上って巣をとってあげるよ~。」

 

 

さらに軽いノリ(のような英語)でナイさんは言った。

 

 

 

え? 取ってくれるの?

 

 

 

「あ、Are you OK ?の、の、Not dengerous??」

 

 

 

混乱する頭で尋ねると

ナイさんは「It's Ok.」と笑って家に帰っていった。

 

 

 

 

そして6時になり、わたしのスマホが鳴る。

 

 

「I'm on your roof now.」

 

 

開口一番、屋根の上にいると言い放つナイさん。

「私今、あなたの後ろにいるの…。」

みたいな怖い話をなぜか思い出す。

屋根の上とはこりゃまた…こんなセリフではじまる電話をとったの人生初めて。

 

 

 

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急遽始まったハチの巣駆除にダンナもバックアップにまわる。

 

 

 

 

そしてものの5分で…

 

 

 

 

 

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とれました。

 

 

 

いやーーーーーーーーー。

 

 

 

 

いや、イヤなんですが

それよりも…

 

 

 

 

ナイさんすごすぎじゃないか??

 

 

 

 

まさに親方ファミリーの守り神、ライフセイバー、用心棒。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

のちほどナイさんが大好きなウィスキーを片手にお宅へ訪問。

 

WASPウイスキーの匂いが嫌いだから毎日飲むとイイよ。」

 

と心温まる笑顔でウイスキーを受け取ってくれた。

 

本当にありがとう。

ナイさんありがとう。

 

 

 

 

 

 

人生いろいろあるね。

自分の住む家にハチの巣ができるなんて。

巣の駆除にお隣さんが駆けつけてくれるなんて。

 

 

大変なことがいろいろあるけど、

やさしい人からもらう善意や行為はとても嬉しい。

 

 

 

さぁ、こんな大事件があったダンナファミリー到着の前の日。

無事、ダンナファミリーはこの部屋に泊まってニュージーを楽しむことができるのでしょうか~。

 

また今度。