ニュージーと、親方と、ときどきダンナ。

家族3人。ニュージーランドでの初海外ライフ。

ニュージーでの子育てに欠かせないPlunket

こんばんは。

 

洗濯物を干していると、

 

「あれ、親方こんなおじさんっぽい白い下着もってたかね?」

 

子供用のハンガーで干そうとする。

 

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ダンナの加圧シャツだった。。

(左が親方のサイズ80の下着。右がそれ。)

 

その名も「金剛筋シャツ」。

ホームページでは品川庄司の庄司がポーズをきめていた。

 

 

「超ハードな圧力で追い込まれるこのカラダ。」

 

 

どうやらダンナは、相当追い込まれたいようだ。

 

 

でも、自分の体を追い込もうとするその心意気、とても素晴らしいと思う。

(アネのダンナに教えてあげよう。)

 

わたしなんて、最後に自分を追い込んだのはいつだったか。

いまも砂糖とバターの塊のような粉砂糖たっぷりのクッキーと、

モンロワールのチョコ(永遠に食べられる)食べながらブログ書いてる。

甘やかしもいいところ。

 

 

「なんか最近ズボンずってくるんだよな~~」

 

 

と、少し調子乗ったダンナの声をスルーして、

チョコレートぱくり。

 

よし、わたしも超ハードな圧力でそろそろ追い込むか。

カラダもアタマも劣化を遅らせなければ。

 

 

 

 

 

さてさて

わたしは劣化していく一方で、

親方はどんどんみるみる成長していきます。

 

 

そんな成長を力強くサポートしてくれるママパパ子どもの味方が

ニュージー非営利団体「Plunket(プランケット)」。

5歳まで、親方はこのPlunketで定期検診を受ける。

(5歳まではいないかな…。)

 

検診のほかにも、出産後の家庭訪問や24時間の育児相談、

ママが集まる会(playgroup)の開催、離乳食の栄養指導、

カーシートの貸し出し、ぷらっとオムツを替えによったり、ご飯をたべさせたり…

 

とにかくニュージーだと「Plunketサイコー!」らしい。

 

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おそるおそる一番近いPlunketにメールで予約を入れた。

 

「Welcome to NewZealand ♪」

 

初訪問日。メールでもとってもフレンドリーでやさしかった

ダーシャさんが出迎えてくれた。

 

「若っ!!!!!!!」

 

おもわず心の声が出そうになった。肌の張り違う。

左手の薬指にキラッキラの婚約指輪が光る。

ダーシャさんは天使のようにやさしかった…。

 

Plunketにはプランケットナースと呼ばれる本物の看護婦さんが常駐。

もちろんダーシャさんも看護婦さん。

 

初めはいろいろとヒアリングがあるということで

日本語通訳の方もよんでくれた(もちろん無料)。

 

わたし⇔通訳のマダム⇔ダーシャさん

 

のやりとりスタート。

 

出産から8か月半ばの今まで、

妊娠中のことから出産、成長についてかなり細かく質問された。

 

そして

かなり具体的な指摘をされる。

 

ダーシャさんニュージー子育てポイント

・別のベッド(できれば別の部屋)で眠る。

・同じベッド、布団の場合は最低でもブランケット(かけ布団)はわける。

・夜中起きて泣いたら最低でも4分は放置。

・その後、「夜だからお母さんも眠い」といってトントンする。

・母乳は絶対あげない。あげてもお水。

・必ず毎日繰り返す。

(一度負けて母乳をあげると、あげたときのことを覚えていてずっと泣くから。)

・8か月なら離乳食は1日3回に。

・手でつかめるようなニンジン、チーズ、キュウリなどをあげてもぐもぐさせる。

・手ではなく指先を使うおもちゃを与える。

・ダメならダメと、強い口調で。いつもと同じ口調で言わない。

・生えてきた下の歯は2本と侮るな。必ず朝昼晩歯磨きする。

 

などなどなどなどなど。。。(まだある)

 

アタマパニック。文化は違うと思っていたけど。

彼らに言わせれば日本は、本当に過保護らしい。

 

 

「今いわれたことなにもできてないじゃん…。」

 

 

ここで頭のなかに、悪魔のささやき。

 

 

 

「いや、わたし日本人だし。母乳まだ出るし。

親方と寝たいし。歯だってまだ乳歯だし。…だし。…だし。だし。だし。」

 

 

 

ここで頭のなかで、ワイルドな天使が一言。

 

 

 

「NZに入ればNZに従え。」

 

 

 

 

とりあえず、とりあえずその場では頑張ります!と言っておいた。

 

 

ダーシャさんに最近の親方についていろいろアドバイスをうけるなか、

途中から通訳のマダムがノッてきて

 

「ははん」

 

とか

 

「あ~日本ってそうだよねぇ」

 

とか、通訳プラスアルファの豊かな感情を見せるようになってきた。

 

 

「何か不安なことはありますか?」

 

 

というダーシャさんの最後の質問に

 

 

「ママ友がいないので、少し孤独です。」

 

 

というと、

 

 

「そりゃこっちきて2週間じゃまだできないわよ。」

 

 

と通訳のマダムに言われたときは、

 

 

「いや!通訳してよ!」

 

 

と、思わずツッコミそうになった(ツッコミが通じそうなマダムだった)。

そんなこんなで最後に検診。

 

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ダーシャさんに触られまんざらでもない親方。ご機嫌。

 

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母子手帳のような成長を記録する本をもらい

 

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こんなかわいくシールまではって記録してくれた。

どこまで天使だ、ダーシャ。

 

ところで親方は6~7か月検診のとき

頭が平均の枠をややはみ出してしまうほど大きくて

「頭囲要観察」と書かれた。

 

ダーシャさんにそれを伝えると

 

「そんなことない、普通よ♪」

 

と言っていたのに、測ったらやはりニュージーの平均より少し大きくて、

 

「Wow…too big…」

 

と笑っていた。

頭の大きさはワールドワイドね、親方♪

 

でも、いろいろとこちらにきて思っていたことや

親方のことを話せて、少し楽になったし、うれしかった。

やっと、あぁこっちで子育てしてるんだな、一員だな…みたいな…。

Plunketの天使、ありがとう。

通訳のマダムもありがとう。

 

 

帰り際、通訳のマダムにダンナがLINEの交換を求められる(仕事のことで)。

 

「ぐいぐいくるやん。」

 

と、こちらもまんざらでもなさそうなダンナ。

通訳のマダムは、

 

「ほんと、ニュージーランド政府の爪の垢を煎じて日本政府に飲ませたいわ。」

 

と言っていた。

日本政府と何があったのだろう…。

 

Plunketは素晴らしいサービスらしいので、

できるだけ恩恵を受けて、ブログでも書けたらなと思います。

 

さて次回は、

「ダーシャのアドバイス実践♪の巻」

ここから小さな闘いがはじまる!