新生児ビギナーであることを忘れていた2日目の夜。
こんばんは。
弟子誕生から10日以上経ちました。
おかげさまで母乳はぶしゃぶしゃでます。
弟子はだいたい2時間おきに母乳をほしがるので
おっぱい、おっぱい、オムツ、おっぱい、おっぱい、オムツ
といったように、まるで牛タンゲームのような同じ作業の繰り返しの日々です。
いつもどおり
ソファーで母乳をあげようとすると
おや?
渋滞しとる!!
カァチャンに乳をあげさせまいと、車のオモチャたちがバリケード。
おもしろ~い。
そんなおちゃめな親方と
久しぶりに2人きりで、電車デートしてきました。
電車乗って戻ってくるだけの1時間強のデート。
「2人目産むと、1人目が不思議とすごいかわいく思えるんだ。」
そんなアネの言葉を思い出す。
まさにそのとおり。
親方と二人きりなんて久しぶりな気がして、なんだかとても愛おしくて、電車の時間がとてもゆっくり流れていく。
「たのしかったね~。」
親方も楽しそうで、それがまた嬉しくて、カァチャン大満足。
さぁ、弟子が無事誕生した当日は
産後ケア施設にはいかず自宅へと帰ってきました。
産んで2時間後には自家用車に乗っているオドロキを胸に
なんだか久しぶりに感じるわが家へ。
帰宅早々、夫婦でポテチ一袋を無言で完食。
そのまま親方を迎えに行く夜8時ころまで1~2時間ほど3人で爆睡。
助産師のお友達、ミドさん一家に預かってもらっていた親方は
カノジョのミヤちゃんや旦那さんのショーにぃにたらふく遊んでもらったのか、ダンナが迎えに行くと眠っていた。
お風呂も着替えも歯磨きも済ませておいてくれたミドさんとショーにぃ。
わたしゃ日本帰ったら3人目はアナタたちのところで産むよ。
ということで
産んだ当日は親方も眠っていて
なぜか弟子も3~4時間はベッドに置いてもスヤスヤで
静かな夜を過ごすことができた。
そして次の日の朝。
親方が、一番弟子である弟子と初対面。
おそるおそる弟子を見ると
「ベビちゃんいた…。」
と、控えめな笑顔を見せる。
突如お腹から現れた親方ファミリー新メンバー。
親方はどういう気持ちなんだろう。
いろいろな感情が親方の中で生まれて
イライラしたり、悲しかったり、辛かったり
楽しくないことも増えるかもしれないけど
ゆっくりと家族になっていきたいなぁ。
それにしても
生後すぐの赤ちゃんと一緒に過ごすのは初めての経験で
「あれ、生後すぐの新生児ってこんなに泣かないの?」
と思うくらいに、産まれてすぐの弟子は泣かなかった。
「もしかして、奇跡の子なんじゃ…。」
なんて、ダンナとふざけ合うくらい静かに眠る弟子。
不安になり思わず生存確認。
すると、助産師のミドさんが
「生後24時間はだいたい泣かないんですよ(ニヤリ)。」
え、なに!?
そうなの?
でもうちの子は別じゃ…だって奇跡ですから…
と思っていたら
その不吉な言葉を見事体現するかのように
「ふぎゃーーーーーーーーー。」
ミドさん、的中。
弟子、退院から24時間後、覚醒。
そして、退院した次の日の夜。
弟子、パーティー開始。
「だいたいベビーは朝昼寝て、夜パーティーの子が多いですから♪」
そういえば、ミッドワイフが言ってたな…。
パーティーって…笑
と思っていたが
たしかに夜泣きオールナイト!
まさにパーティーだぜ!!
2日目の夜、母乳をあげても、抱っこしてあやしても泣きまくる弟子に、心も身体も疲労困憊。
それに自分自身で追い打ちをかけてしまうかのように
負の思考スパイラルに陥る。
「あれ、退院してからおしっこってしたっけ?」
生後すぐの真っ黒いウンチに気をとられ
そういえば弟子はおしっこをしていないことに気づく。
「あれ、もしかして母乳出てない??」
出ていると思っていた母乳。
あわててもんだりつねったり。
たしかに…ほんの少ししか出ていない。
脱水症状になっちゃう…。
どうしてミルクを買っておかなかったのか…
なぜ産後ケア施設に行かなかったのか…
様々な後悔がわたしの思考を支配。
「親方の時は母乳ぶしゃぶしゃ出たのに…。」
と、やってはいけないと分かっていても
「母乳 2人目 でない」をスマホで検索しまくる深夜2時。
ストレス、栄養不足、マッサージ不足など、様々な原因を読み漁り、ミルクで育てるってどんな感じかな…と、母乳育児をあきらめかけた深夜3時。
「とにかく、朝6時になったらミルク買いにいこう。」
と、朝4時半ころにダンナを起こし、八つ当たりのように今までの経緯を伝え、6時のオープンに合わせ車を飛ばしてもらった。
買ってきたミルクをゴクゴク飲む弟子。
「やっぱり…脱水症状寸前だったんだ…。」
と思い、少しだけ心が落ち着く。
落ち着いてきた精神状態で
ミッドワイフや助産師のミドさんに夜のことを説明すると
「おしっこは生後1日目に1回、生後2日目に2回出ればOKです。」
え?産まれてすぐ、3時間おきにオムツ替えるんじゃないの?
「産んですぐにおっぱいはぶしゃぶしゃ出ません!」
え?生まれてすぐ、3時間おきにおっぱいぶしゃぶしゃ飲むんじゃないの?
と、要約すると
絶望的な気持ちになっていた昨晩のベビーの行動は、至極普通のことだったらしい。
そもそも新生児はおなかに栄養を2~3日分蓄えて産まれてくるので、2~3日は母乳を全然飲めなくても大丈夫らしい。
そして2~3日たつと母乳がぶしゃぶしゃで始める母親が多いらしい。
へぇ~。
よくできてること!
そしてようやく気づく。
あ、そういえば、わたし…
新生児ビギナーだったわ…。
と、2日目にして先が思いやられますが
ブログを書いている今、思い返せば笑えるエピソードです。
でも、あの時(2日目の夜)は本当に
この世の終わりかってくらい追い詰められていたのですが…
人間とは忘れる生き物で
次から次へとやることはあるわけで
前を向いて今日もがんばりたいと思います。
ほどほどにね(産褥期につき)。