ニュージーと、親方と、ときどきダンナ。

家族3人。ニュージーランドでの初海外ライフ。

新生児ビギナーであることを忘れていた2日目の夜。

こんばんは。

 

 

 

 

 

弟子誕生から10日以上経ちました。

おかげさまで母乳はぶしゃぶしゃでます。

 

 

 

弟子はだいたい2時間おきに母乳をほしがるので

おっぱい、おっぱい、オムツ、おっぱい、おっぱい、オムツ

といったように、まるで牛タンゲームのような同じ作業の繰り返しの日々です。

 

 

いつもどおり

ソファーで母乳をあげようとすると

 

 

 

おや?

 

 

 

 

 

 

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渋滞しとる!!

 

 

 

 

 

カァチャンに乳をあげさせまいと、車のオモチャたちがバリケード

 

おもしろ~い。

 

 

 

 

 

そんなおちゃめな親方と

久しぶりに2人きりで、電車デートしてきました。

 

 

 

 

 

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電車乗って戻ってくるだけの1時間強のデート。

 

 

「2人目産むと、1人目が不思議とすごいかわいく思えるんだ。」

 

 

そんなアネの言葉を思い出す。

まさにそのとおり。

 

親方と二人きりなんて久しぶりな気がして、なんだかとても愛おしくて、電車の時間がとてもゆっくり流れていく。

 

 

 

 

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「たのしかったね~。」

 

 

 

親方も楽しそうで、それがまた嬉しくて、カァチャン大満足。

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、弟子が無事誕生した当日は

産後ケア施設にはいかず自宅へと帰ってきました。

 

 

産んで2時間後には自家用車に乗っているオドロキを胸に

なんだか久しぶりに感じるわが家へ。

 

 

 

帰宅早々、夫婦でポテチ一袋を無言で完食。

そのまま親方を迎えに行く夜8時ころまで1~2時間ほど3人で爆睡。

 

 

 

助産師のお友達、ミドさん一家に預かってもらっていた親方は

カノジョのミヤちゃんや旦那さんのショーにぃにたらふく遊んでもらったのか、ダンナが迎えに行くと眠っていた。

 

お風呂も着替えも歯磨きも済ませておいてくれたミドさんとショーにぃ。

 

わたしゃ日本帰ったら3人目はアナタたちのところで産むよ。

 

 

 

 

 

ということで

産んだ当日は親方も眠っていて

なぜか弟子も3~4時間はベッドに置いてもスヤスヤで

静かな夜を過ごすことができた。

 

 

 

そして次の日の朝。

親方が、一番弟子である弟子と初対面。

 

 

 

おそるおそる弟子を見ると

 

 

 

 

 

「ベビちゃんいた…。」

 

 

 

 

 

と、控えめな笑顔を見せる。

 

 

 

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突如お腹から現れた親方ファミリー新メンバー。

親方はどういう気持ちなんだろう。

 

いろいろな感情が親方の中で生まれて

イライラしたり、悲しかったり、辛かったり

楽しくないことも増えるかもしれないけど

ゆっくりと家族になっていきたいなぁ。

 

 

 

それにしても

生後すぐの赤ちゃんと一緒に過ごすのは初めての経験で

 

 

 

 

「あれ、生後すぐの新生児ってこんなに泣かないの?」

 

 

 

 

と思うくらいに、産まれてすぐの弟子は泣かなかった。

 

 

 

「もしかして、奇跡の子なんじゃ…。」

 

 

 

なんて、ダンナとふざけ合うくらい静かに眠る弟子。

不安になり思わず生存確認。

 

 

すると、助産師のミドさんが

 

 

 

 

 

 

 

「生後24時間はだいたい泣かないんですよ(ニヤリ)。」

 

 

 

 

 

 

え、なに!?

そうなの?

でもうちの子は別じゃ…だって奇跡ですから…

 

 

 

 

と思っていたら

その不吉な言葉を見事体現するかのように

 

 

 

 

「ふぎゃーーーーーーーーー。」

 

 

 

 

 

ミドさん、的中。

弟子、退院から24時間後、覚醒。

 

 

 

 

 

そして、退院した次の日の夜。

 

 

 

 

 

 

弟子、パーティー開始。

 

 

 

 

 

 

「だいたいベビーは朝昼寝て、夜パーティーの子が多いですから♪」

 

 

 

そういえば、ミッドワイフが言ってたな…。

パーティーって…笑

と思っていたが

たしかに夜泣きオールナイト!

まさにパーティーだぜ!!

 

 

 

 

2日目の夜、母乳をあげても、抱っこしてあやしても泣きまくる弟子に、心も身体も疲労困憊。

それに自分自身で追い打ちをかけてしまうかのように

負の思考スパイラルに陥る。

 

 

 

「あれ、退院してからおしっこってしたっけ?」

 

 

 

生後すぐの真っ黒いウンチに気をとられ

そういえば弟子はおしっこをしていないことに気づく。

 

 

 

 

「あれ、もしかして母乳出てない??」

 

 

 

 

出ていると思っていた母乳。

あわててもんだりつねったり。

 

 

たしかに…ほんの少ししか出ていない。

 

 

 

 

 

脱水症状になっちゃう…。

 

 

 

 

 

どうしてミルクを買っておかなかったのか…

なぜ産後ケア施設に行かなかったのか…

 

 

様々な後悔がわたしの思考を支配。

 

 

 

「親方の時は母乳ぶしゃぶしゃ出たのに…。」

 

 

 

と、やってはいけないと分かっていても

「母乳 2人目 でない」をスマホで検索しまくる深夜2時。

 

ストレス、栄養不足、マッサージ不足など、様々な原因を読み漁り、ミルクで育てるってどんな感じかな…と、母乳育児をあきらめかけた深夜3時。

 

 

 

「とにかく、朝6時になったらミルク買いにいこう。」

 

 

 

と、朝4時半ころにダンナを起こし、八つ当たりのように今までの経緯を伝え、6時のオープンに合わせ車を飛ばしてもらった。

 

 

 

 

買ってきたミルクをゴクゴク飲む弟子。

 

 

 

 

 

「やっぱり…脱水症状寸前だったんだ…。」

 

 

 

 

 

と思い、少しだけ心が落ち着く。

落ち着いてきた精神状態で

ミッドワイフや助産師のミドさんに夜のことを説明すると

 

 

 

 

「おしっこは生後1日目に1回、生後2日目に2回出ればOKです。」

 

 

 

 

え?産まれてすぐ、3時間おきにオムツ替えるんじゃないの?

 

 

 

 

「産んですぐにおっぱいはぶしゃぶしゃ出ません!」

 

 

 

 

え?生まれてすぐ、3時間おきにおっぱいぶしゃぶしゃ飲むんじゃないの?

 

 

 

 

 

と、要約すると

絶望的な気持ちになっていた昨晩のベビーの行動は、至極普通のことだったらしい。

 

 

そもそも新生児はおなかに栄養を2~3日分蓄えて産まれてくるので、2~3日は母乳を全然飲めなくても大丈夫らしい。

そして2~3日たつと母乳がぶしゃぶしゃで始める母親が多いらしい。

 

 

 

へぇ~。

 

 

 

 

よくできてること!

 

 

 

 

 

そしてようやく気づく。

あ、そういえば、わたし…

 

 

 

 

新生児ビギナーだったわ…。

 

 

 

 

 

と、2日目にして先が思いやられますが

ブログを書いている今、思い返せば笑えるエピソードです。

 

 

でも、あの時(2日目の夜)は本当に

この世の終わりかってくらい追い詰められていたのですが…

 

人間とは忘れる生き物で

次から次へとやることはあるわけで

 

前を向いて今日もがんばりたいと思います。

 

 

 

ほどほどにね(産褥期につき)。