大迫力マウント・クックに近づけ!フッカー・ヴァレー・トラック 4日目のその2
こんばんは。
さて、クライストチャーチ旅行4日目。
ニュージー最高峰であるマウント・クックが一望できるマウント・クック国立公園にやってきました。
世界遺産であるマウント・クックを楽しみながらウォーキングができる、フッカー・ヴァレー・トラックに挑戦!
出だしからダメダメ連発で、不機嫌丸出しだった親方をなんとか(おかしで)気を散らし、11時15分、出発です!
コースは往復で約10キロ、大人が普通に歩けば3時間で戻ってこれる初心者にもやさしいコース。
さてさて、どんな景色や体験が待っているのか。
歩き始めて15分のところにある最初のビュースポットでは、目の前に美しい山脈が広がり圧巻。
ただ、これはマウント・クックではないらしい…。
マウント・クックはもう少し近づいていくと見えてくるようだ。
さらに10分ほど歩くと…
第一のつり橋が見えてきた!!!
つり橋を見た親方、大興奮で抱っこから下り、歩き出します。
「MAX20」と書かれたつり橋。
揺れる揺れる。
確かに20人以上歩いたらこわいかも。
親方も途中で怖くなったのか、抱っこに切り替え。
歩いているとだんだん暑くなってきた。
それでも日差しが強いので、夏でも長袖をオススメします。
(わたしなんて終始ダウン着てました。日差しが無いと結構寒い。)
親方もおかしでつられながらなんとか歩いています。
そして歩き始めてから1時間で…
第2のつり橋が登場!
このころから、親方が「カァチャン、カァチャン」言い出し不穏な空気。
マウント・クックを目指し、つり橋を渡っていきます。
景色がかっこいい。そして気持ちいい。
第2のつり橋を渡るとすぐに
絶景ビュースポットに到着。
そしてこの上の写真の右側にそびえ立つのが…
マウント・クックです!
時刻は12時半。開始から1時間15分。
椅子と机もあり休憩もできるため、ここでサンドイッチを食べてパワー回復することに。
15分ほど休憩し、再スタート。
目の前にはマウント・クック。
贅沢で圧巻の景色を目にしながら、徐々にマウント・クックに近づいていきます。
しかしながらカッコいい。
空気も澄んで気持ちがイイ。
そう、なんて気持ちがイイんだ…
「はぁ~きもちいい~~。」
と、ここにもすっきり気持ちよくなった子が。
マウント・クックに見守られながら贅沢ウンチ。
特大、いただきました。
と、ここで…
特大ウンチで気持ちよくなった親方は、ちょっと疲れて眠くなってきたのか、地べたにまた座り込んでしまった。
ダンナが抱っこしてもダメ、ダメと前へ進むのを拒否。
何度トライしても泣いて嫌がる。
しまいには「カァチャン、カァチャン」となってしまい、わたしに抱っこをせがんでくる。
開始から1時間15分。たしかに疲れるよね。
「引き返す?」
と、ダンナが言う。
カァチャンモードに入った親方は、きっとわたしが抱っこしないと収集つかないだろう…
ということで、、
眠ることを祈りながら親方を抱え、前に進むことに。
いや、親方、本当に重いんですよ。
いつも抱っこしているダンナ、リスペクトですよ。
ずりずり落ちてくる親方を何度も抱きなおしながら10分ほど歩くと、親方がウトウトしてきた。
よしよしと、ダンナに交代。
あとは必死に前に進むのみ。
その後、もくもくと歩くこと30分。
開始から2時間半で
第3のつり橋が見えてきた!
え、ってちょっと待って…
開始から2時間半?
往復3時間コースが、片道3時間コースに。
ってことは、このままいくと、戻ってくるのは夕方5時とかになるのか?
いや、まさか。きっと、「帰りはあっという間だったね。」パターンだよね。
そしてさらに15分ほど歩くと
最後のビューポイントまであと5分という標識が。
やった!とりあえずゴールにはたどり着けそうだ。
ゴールの匂いを感じたのか、親方もひょこっと起きました。
最終のビュースポットにはたくさんの人が、写真を撮ったり寝転んだり、思い思いの時間を過ごしていた。
たどり着いたときには残念ながらマウント・クックの頂上に雲がかかっていたが、なんてったって片道3時間の達成感は、片道1時間半の人の達成感の2倍くらいあるはずなので、とてもとても嬉しかった。
目の前に広がるHooker Lake(フッカー湖)には氷河が浮かんでいて、果敢にもこの湖を泳ごうとするツワモノがいた。
春~夏がベストシーズンと言われているけど、
秋~冬も氷河や雪がもっと多くてとてもキレイなんじゃないかな。
さぁ…
ゴールに着いて、やったー!終わり~。
じゃないのが、登山やトレッキングのドMなところで、
ここからはマウント・クックを背にしながら、ただただ今来た道を戻らなければなりません。
ほんと、山歩きはドMの娯楽だわ…
山登り好きなオジもよくドM宣言してたっけ…
「これからまた3じかんとか、むりじゃな~い?」
とでも言いたそうに、うじうじしだす親方。
カアチャンだって、抱っこしてほしいさ…。
とかなんとか文句言ってもスタート地点には1ミリも近づかないので、マウント・クックにサヨナラし、前へ前へと進むしかない!
ダンナが、
「自分のことだけ考えて、自分のペースで歩けばいいから。親方は任せて。」
と言ってくれた。
山マジックでダンナが神に見えた…。
帰ったらおいしいご飯を食べようと約束し、ダンナに感謝しながら体力に自信のないわたしは自分のペースで歩いていくことに。
親方もちょこちょこ歩いて頑張っていました。
往路でご飯休憩をしたところで再び休憩。
時刻は午後3時40分。開始から4時間半がたっていた。
わたしもご覧の通り、疲労困憊、ひどい顔。
多めに持ってきたと思っていた水も無くなってしまうというプチピンチも発生。
そしてここからは、ただひたすらに、そう、ひたすらに歩くこと1時間と少し…
午後5時。
スタート地点に無事戻ってこれました!!!
もう、最後のほうは疲れて写真がありません~。
それにしても、親方も頑張ったけど、荷物持って親方抱えて歩いたダンナよ、ありがとう。
喉カラカラどろどろの状態で、
マウント・クックと言えばこのホテル!という「Hermitage Hotel(ハーミテージ・ホテル)」にチェックイン。
とても有名なホテルです。
ロビーにはお土産屋さんがあり、こんな看板が。
お土産屋さんにも日本人スタッフがいてとてもいい感じでした。
日本語でも安心してフッカー・ヴァレー・トラックを楽しめるようです。
(看板に書かれている「ツアー時間3時間半」だけは書き直したかった…。)
このホテルは本当にキレイで、日本人も嬉しいバスタブも着いています。
疲れた体をお風呂で癒し、夜は奮発して1人70ドルの高級バイキングを楽しみました。
豊富なサラダにラム、牛、豚、チキン。
カレーにお寿司に餃子もあって、種類がスゴイ豊富。
デザートもたくさんあって、どれも美味しかった。
親方も餃子とカボチャのスープをバクバク食べて、大満足(2歳の親方は無料)。
マウント・クックの興奮からか、親方は特大ウンチを3回。
夜は3人で爆睡でした。
と、なんとか歩き切ったフッカー・ヴァレー・トラック。
今となればとっても最高の思い出です。
ホテルもとても素敵なので、ぜひ一度、みなさんもお越しを~。
さて、旅も残すところあと1日。
あと1回ブログも続きます。
また今度~。