日本に近づけ!ニュージー最北端旅行 その2
こんにちは。
「帰ってこれてよかった~。日本に近づけ!ニュージー最北端旅行」
1日目の夜はノースランドのパイヒアのホテルに宿泊。
いよいよ2日目。
最北端であるCape Reinga(ケープ・レインガ)を目指します!
そしてこの2日目に、わたしも、ダンナも、ユーさんも、ユーさんの旦那さんも、心から「帰ってこれてよかった…」と思うのでした。
さぁ、いったい何があったのでしょうか。
2日目の朝8時。
パイヒアのカフェ「Third Wheel Coffee Co.」で腹ごしらえ。
昨晩飲みすぎたこともあり、コーヒーとマフィンの軽い朝食を楽しむ。
親方は今回の旅行でも、電車を手放しません。
店員さんもとても感じの良いスバラシイ~カフェ。
近くにあったら絶対に何度も行くな~と思うほど、美味しくて温かいカフェだった。
さぁ、最北端ケープ・レインガを目指す前に必ず寄らなくてはいけないと言われているのが
「90mile beach(90マイル・ビーチ)」
とっても有名なビーチです。
細長い半島状になっているファー・ノースと言われる地方の西側に延々と続く広大なビーチこそ、90マイル・ビーチ。
「90マイル」というと約140キロメートル。
しかし、実際には64マイル(100キロメートル)らしい。
十分長いけど、なぜサバ読んだのだろう。
名前の由来はネットで調べればわかるのかしら。
なんとこの90マイル・ビーチ。砂がとても固いということもあり、公道として利用されていて、なんと運転できるのだ。
90マイル・ビーチを駆け抜けるバスツアーはとても人気。
普通車OKだけど、レンタカーはダメらしい。
ファー・ノース西海岸のタスマン海に面した長い砂浜をドライブするのは、まさに絶景、最高のドライブとなること間違いなし!
ということで、ケープ・レインガに向かう前に、90マイル・ビーチをちょこっと運転するため、ビーチに車で入ることのできる入口に向かうことに。
パイヒアからおよそ車で2時間後。
Hukatakere Roadという道に入り、ビーチに向かって西へ西へと走っていく。
ビーチに近づくにつれ、どんどんワイルドな道になってくる。
ユーさんファミリーは、この道で馬が前を横切ったらしい(野生ではないと思うけど)。
そしてガタガタ砂利道を走ること10分ほど。
welcomeと書いてある。
おお…
ついに…
90マイル・ビーチに車で到着!
お~本当に車が走っている~。
「ぶーぶ!!」
そうです。ブーブが走れちゃうビーチなのです。
わたしたちが来たビーチへの入り口はここらへん。
どうやらここのほかにも、ビーチへ続く入口兼出口があるらしい。
ネットや本やらで調べた情報だと出口・入り口は4か所あるという情報が多い。
よし!それじゃぁ、次の出口まで北上してみよう!
ということで、人生初・ビーチをドライブ!
ふっふ~!
気持ちいい~。
意外と波が押し寄せてくる。
水しぶきをあげながら走行する愛車。
バイクがささ~っと駆け抜け行く。気持ちよさそ~。
走り始めて10分。
「あれ、電波ない。」
ここでダンナとわたしのスマホは圏外となった。
もちろんナビも見ることができない。
ユーさんたちとはぐれないよう、縦に並んで走行する。
さらに走ること数分後。
「あれ、ユーさんの車、止まってるやん。」
ダンナが異変に気付く。
急いでUターンすると
タイヤが砂にはまってしまっていた。
たしかにネットの情報だと、4WD車のほうが「好ましい」と書いてあった。
ただ2WDでもガンガン走行している人たちの情報もあったので、どうせなら行ってみようと決断したわたしたち。
しかしながら開始15分。
エンジンを踏んでもタイヤは砂にはまったままから回るばかり。
ということで
みんな(わたし以外)で救出。
なんだか映画みたーい、と一人この光景をパシャパシャ撮りまくる。
なんとか抜け出したが、その後も数回タイヤがハマっていた。
やはり海水に近いところのほうが砂浜が固まっていて走りやすいようで、波をよけながら海に近いところを走っていく。
さらに北上していくが、なかなか出口が見つからない。
なんてったってネットがつながらないわけで、調べようにも調べられない位置情報。
とにかく、進んでいくしかない。
「なんか、波がどんどん迫ってきているような…。」
なんてことを思いながら、
時速70キロほどで走行していくと
地元の住民と思われる人が釣りをしていた。
ちょっと出口がどこらへんにあるか聞いてみようと、車を降りる。
実は途中から、インド人ファミリーも一緒に車3台で走行していたわたしたち。
率先して、インド人ファミリーのお父さんらしき人が、釣り人に出口について尋ねる。
なにやら話が長い…
嫌な予感。
インド人のお父さんが駆け寄ってくる。
そしてイヤな予感が的中する…
「ま、満潮!?」
そう、あと30分ほどで満潮になるため、車が走行できる砂浜の道が海の下へとサヨナラしてしまうという大変な事態に。
このまま走り続けたら危険なので、そこにあるキャンプグラウンドで潮が引くのを待てというのだ。
「ま、マジか。」
日本で、満潮・干潮を意識したことなど一度であれあっただろうか。
以前のホット・ウォーター・ビーチといい、満潮と干潮に…
ふりまわされるゼ!
自然を知らない無知な人間どもよ…
スマホが無いとなにもできない愚かな人間どもよ…
と、海に思われているような、そんな嫌な予感で胸はドキドキしていた。
ということで、波が迫っているので一刻も早くキャンプグラウンドへ行こうということになり、インド人ファミリーも含めた3家族でガタガタでこぼこ道をなんとか抜け、キャンプグラウンドに到着。
どうやらこのキャンプグラウンドは公道につながっていないようで、出口ではないらしい。
ビーチから抜け出すためには、やはり、潮が引いて来るのを待って、もと来た道を戻るか、次の出口を目指してさらに北上するしかないようだ。
ってか
潮引くの、いつよ!?
さぁ、果てしなく続く90マイル・ビーチ。
無事にビーチを抜け出し、ケープ・レインガまでたどり着けるのでしょうか。
キャンプグラウンドでいったいどれほど待てばよいのでしょうか。
続きはまた明日。か明後日。