ゆったりのんびりカワウ・アイランド。
こんにちは。
今朝7時。
なにやらガチャカチャ音がして、
下へおりていくと、
「おはよう。え、なにしてるの?」
「ん?メンテナンスやで。」
メンテナンス!?
聞くと山道具のメンテナンスだそう。
山道具のメンテナンス?
メインテナンス?
山道具のメンテナンスなんてしてるの初めて見たけど。
みなさんは山道具のメンテナンスしますか?
なにがどう転んでどう追いつめられれば
わたしは山道具のメンテナンスする妻になるのだろう。
と、「メンテナンス」を連呼しましたが、
ニュージーの朝がそうさせるのか、
抑えきれないA型のメンテ欲がそうさせるのか、
今朝、ダンナは山道具のメンテナンスしてました。
「ねぇねぇ、いらないマニュキア持ってない?」
急にダンナに問われた。
「え…ある…けど。」
すでにオネエフィルターでダンナを見つめる。
どうやらマニュキアが山道具の錆の防止に使えるとのことでした。
あ、お爪のメンテナンスじゃないのね。
さてさて昨日は、
お隣のウェン&ナイさん、
さらにはウェン&ナイさんのお孫さん2人と一緒に、
ピクニックへ出かけました!
ただのピクニックではない。
向かうはそう、Kawau island(カワウ・アイランド)という離島。
カワウ・アイランドは、
オークランド中心部から北へ北へと1時間ほど車で走ったところにある
Sandspit(サンドスピット)という街から
さらにフェリーや水上タクシーで30分ほど乗るとたどり着ける。
ウェン&ナイさんが予約してくれたのは、
「ROYAL MAIL RUN CRUISE(ロイヤル・メール・ラン・クルーズ)」という現役の郵便船。
カウア・アイランドにはスーパーなどがないため、
食料や郵便などを今でも届けているそう。
「そんなしぇつめい(説明)はええから、はよフェリーのりーやー。あっちゅいねん。」
と、親方もうだるくらいの快晴。
さっそくフェリーに乗り込み、レッツゴー!
こちらがウェン&ナイさんのお孫さん。
お兄ちゃんゼイビーと妹のサマちゃん。
もうとにかく、サマちゃんがゼイビーを好きすぎて
かわいすぎる。
アイスを分け合うだけで絵になる二人。
ファミリアのスタイルブックから出てきた感じだ―。
さて、アジアの平たい顔族代表といえば
「オイラだよね~。」
平たいわ~。
フェリーのなかを楽しんでおりました。
しかしウェン&ナイさんはほんと仲良し。
ナイさんがウェンさんの日焼け止めを塗ってあげたり、
そっと揺れる船で肩を抱いたり、
スマホの待ち受けはお互いの写真…。
なろうと思ってなれるものじゃないけど、
なれるものならこの2人みたく仲良くいたい。
2人の写真をとったとき、
「Oh~~~ラブラブ~!」
と冷やかしたけど、どうやら通じてなかった。
そして到着、カワウ・アイランド。
白くて美しい建物「マンションハウス」がお出迎え。
昔々、カワウ・アイランドには先住民マオリ族が住んでいた。
島で銅鉱山が見つかり、多数のヨーロッパ人が移り住む。
そんななか、ニュージーの総督にも任命されたジョージ・グレイ卿という人が
カワウ・アイランドを大変気に入り、ささっとお買取り。
ジョージさん、マンション・ハウスもささっと建設。
こちらは現在、博物館として一般公開されてるらしい。
さてジョージさん、なにやら大の動物好きらしく、
外国から持ち込んだいろいろな生き物をカワウ・アイランドにリリース!
今でもクジャクやらワラビーやらが放し飼いにされているとのことで…
ほんとにいた!クジャク!
クジャクは英語でピーコック(Peacock)!
静かで、美しくて、ゆったりとしたカワウ・アイランド。
ジョージが買い取りたくなるのも分かるわ~。
そんななかで贅沢ピクニック。
クジャクがすぐ近くを散歩する中、お昼を食べたり、サンドウィッチ食べたり。
親方もウェンさんとお散歩。
わたしは必死にゼイビーとサマちゃんと遊んでいた。
2人とも、何言っているかわからないけど、
2人が投げたボールを必死に追いかけるという遊びをひたすら繰り返したら、
最終的には「抱っこして~。」と言われるくらい仲良しに。
三十路。汗を流してよかったわ。
親方も興奮して遊びまくり、最後はとろ~りオネム顔。
帰りのフェリーは爆睡でした。
「一緒に来てくれてありがとう。」
帰り際、ウェン&ナイさんから言われた。
こちらこそ本当にありがとう。
まさかお隣さんと、こんなに仲良くできるなんて、
いつもいつもあたたかい気持ちになる。
いつか日本も案内したいな。