山頂独り占め。カランガハケへGO!
こんにちは。
ニュージーにきて5か月となりました。
英語は全く上達してません(怠けてるから当たり前か…)。
昨日、チチから、わたしが作った親方のLINEスタンプが送られてきた。
へへ。買ったんだ。
と少しうれしかった日曜日。
さてさて、ニュージーでトレッキングをやりだしたわたしたち親方ファミリー。
しかし、これまで歩いてきたのは平たんな気持ちの良い緑道ばかり。
重装備で気持ちの良い散歩をしている感がいなめなかった。
そう!まだ、山頂に到着してやっほ~い!という、
なんというか、達成感を味わっていなかった!
まだ、本当の山ボーイ・ガール・ベビーにはなれていない。
ということで、
おとといの土曜日、山登りに行ってきた!
行ってきたのはオークランド中心部から南東に1時間半ほど。
「Karangahake Gorge(カランガハケ峡谷)」という人気のハイキングコースへ!
そう、今回は、
「達成感をそろそろ味わいたいよね~。」を叶えるための3つの要件。
1.往復4時間くらいのコース(そこまで大変なのはいや)。
2.平たんではなく、アップダウンがある。
3.ゴール的なもの(頂上とか)がある。
を兼ね備えた場所をチョイスしないといけないということで、
2~3日前からどこへ行くかダンナが色々調べてくれ、
選ばれた場所こそ「カランガハケ峡谷」なのだ。
朝は気合を入れて7時半に出発!
うろこ雲がば~っと広がって、朝の独特な気持ちの良い空気。
ほどなくして親方爆睡。
そして到着。
カランガハケ!
「はいはいはい。いつものやつね。これに入ればいいんやろ。んで、どうせ写真とるんやろ。」
と、自らベビーキャリアに入ろうとする親方。
もうルーティン化してるのね。
ではお言葉に甘えてハイチーズ。
「こんなかんじでええか~?」
と、とろけるようなナイススマイル。
ごちそうさまでした。
WELCOME TO KARANGAHAKE!
ということで、いざ、出発!
カランガハケ峡谷が人気で有名な理由。
それは昔、ここに「金鉱」があり、たくさんの労働者が金を掘り起こしていたそう!
いまは堀つくしてしまい、閉鎖されているけど、
金鉱あとがそのままハイキングコースとして整備されていて、
トンネルやトロッコ道、橋などが当時のまま残されているらしい。
金鉱採掘の史跡などを巡れるそうで、歴史好きやファミリーが集まる有名な場所だそうだ。
金鉱あとが残る人気のハイキングコースは左!
確かに多くの人が軽装備で向かっていく。
しかし!そんな人気なハイキングコースをあえて無視して、
親方ファミリーが向かうのは右!
そう、カランガハケマウンテンの山頂を目指す、2時間半コースへいざ行かん!
そ、それにしても右へ誰も行かないけど…。大丈夫かな?
おうおう、なんか山登りっぽい道が続いている。
山に流れる川の音を聞きながら、気持ちいい森の中の道が続く。
水もキレイ。
道は狭く、ほんのすこし上り坂。
「川きれいね~気持ちいいね~。」
なんて「超よゆ~。」って感じで話しながら歩いていたら、
あれ、どんどん上りがきつくなってくる。
あれ、なんだかももが上がらなくなってきてる。
あれ、なんだか息がぜーぜーしてきた。
いつのまにやら、かなり急な山道。そして草ボーボー。
最初は親方を背負うダンナを気遣っていたけど、
そんな余裕はすでにみじんもなく、自分の太ももを一歩一歩前へ進めていくのに必死に。
まさかのずっっっと上り坂。
たしかにアップダウンを望んだけど、アップアップは予想外。
ぜーはーぜーは言いながら、
両脇に生い茂る草木をかきわけ進んでいく。
そう、草木を。
この、草木が、
かなりのクセモノ!!!
突然ですが、「触ると地味に、いや普通に痛いよ!草ランキング!」。
3位。
この、アマゾンにすむカエルみたいな柄の草。
普通に触る分にはいいんだけど、ダンナが前を通ったあとに跳ね返ってくるコイツは、かなり痛い。
2位。
笹の葉が長くなったようなこの草。
よくみるとトゲトゲもついていて、紙で切ったときのような地味に痛いヒリヒリ感をおみまいしてくる。
そして1位。
めっちゃたくさんあったこの黄色い花。
葉っぱがものすごいトゲトゲしており、ちょっと触れるだけで痛い。
やっかいなのは50センチくらいのものから1~2メートルくらい成長したものまであり、必死に登るわたしたちを全身攻撃してくる。
と、ほんとどうでもいいランキングだし、
草花の名前を調べないあたりがすごい雑なランキングでした。
そんなこんなで、休憩をはさみながら登り続けること約2時間。
ついに
到着~。
こういうの撮っちゃいたくなるくらい、
360度見渡せる「THE!頂上」につきました。
いやぁ…達成感!
「やっとちゅいた~~~~~。」
と、トゲトゲ葉っぱと闘ってきた親方もこの表情。
いやぁ~これぞ登山。
本当に気持ちが良かった。
そしてお決まり。
頂上で食べる握り飯!
前日から作った炊き込みご飯のおにぎりは、
疲れた体にしみわたる~おいし~。
そして気づく。
上ってくるとき、
誰とも会わないことに。
そして気づく。
山頂にも、
誰もいないことに。
今日は土曜日。高尾山ならもう、大混雑であろう春休みのこの日。
「空き過ぎちゃう?人気ないんちゃう?」
と、思わず不安になるくらい山頂を独り占めできました。
帰り、数人とすれ違いました。
よかった、ちゃんと存在するコースだったのね。
なんとか下山し、ほっと一息。
は~疲れた~。
足はプルプル。
その夜、すでに筋肉痛(まだ若いかな?)。
「往復4時間ほど」「アップアップな道」「ばっちり達成感!」の、
要件をかなり満たしたダンナ!ナイスチョイスの山登りでした。
今度は金鉱の跡地をめぐる軽いトレッキングコースに行ってみたいな。
しかし11キロの親方を背負ってあの急な坂。
ダンナ、超リスペクト。
目指せニュージー有名山!