一発芸が無いことに気づいた1日。
こんにちは。
今週から車で20分ほどのPanmureのプレイグループにまた行きはじめた。
風邪のせいにしてさぼっていた英語の勉強も、
今週からテキスト2ページずつ、また地道に再開した。
この日の英語のクラスのお題は、「Preschool」。
まずそこから分からなかったので、辞書で調べると、
どうやら小学校に上がる前のeducation、教育のことをさすらしい。
ニュージーは、5歳の誕生日から小学校への入学が許可されて、
ほとんどの子が5歳の誕生日の翌日から小学校に入学するらしい。
日に日にクラスの仲間たちが増えていく…という、なんとも日本では考えられない不思議な感じ。
それぞれ入学する時期が違うから、入学式とかないんだね。
小学校の入学式、あいうえお順で隣の席になる男の子と手をつないで体育館に入っていったなぁ~。
ちなみにニュージーの小学校は2月に始まって12月で終わるそうで、
前半のほうに入ってきた子たちは次の年2年生になるけど、
後半のほうに入ってきた子たちはもういっかい1年生やろ~、でもあなたは結構クレバーBOYだから、もう2年生になっちゃえ~
みたいな進級制度になっているらしい。
そんな小学校に入学する前のPreschoolは、
ニュージーは主に4つに分類されていて、
1.Kindergarten(幼稚園)
2.Play center(お母さんが主催となって子供の教育をするグループ)
3.Day care(保育園みたいなやつ)
4.Kohango Reo(ニュージーの先住民、マオリの文化や言語を学ぶところ)
と、こんなにあるらし~。
Kohango Reoはもちろんニュージー独自のものだけど、
Play centerは、お母さんが毎週やることを企画して場所を予約したり、
こういう体験や学習をやるといいじゃん!って積極的に意見を出し合って運営していくやつらしく、
必ず週に2回は出席しないといけない、などルールもあるらしい。
わたしが参加しているPlay groupとはまた全然違うもので、有料で、幼稚園の代わりに行かせる親も多いらしい。
え~~
全然知らなかったんですけど~~!
なんかぼーっとしているうちに、親方1歳になったけど、
このままぽけ~っと海眺めたり、羊見たり、クマラ食べてたりしていいのかと、
急に不安に襲われれる。
Educateしたほうがいいのかしら。
それとも海眺めてればいいのかしら。
とりあえず、ニュージーの基本的な教育制度などを知ろうと決意した1日でした。
ま、とはいいつつ、急になにをどうこうできるわけでもなく、
ゆっくりのんびり色々体験できればいいのかなということで、
この日はみんなでクラフト遊び。
子どもの大好きアイテム、「スタンプ」をたくさん押して紙皿で車を作った。
親方はスタンプに興味を示すも、すべて口に入れてしまい、よだれでデロデロにしてしまう。
蓋が開いているとまぁ悲惨。
親方の口の中もデロデロ、スタンプもにじんでデロデロ。
隣にいたインド人の男の子が、親方がデロデロにしたスタンプをさりげなく自分の服で拭いて使っていたw
申し訳なくなり、親方からスタンプ没収。
「こういう使い方ちゃうかったん??」
と、スタンプを没収されきょとん顔の親方でした。
もうちょっと大きくなったら使えるかな~。
そのあと、Panmureのプレイグループをいつも運営・サポートしてくれている、
スワさんのお誕生日ということで、ケーキでお祝い!
誰かがお誕生日だと、必ずお祝いしてみんなで歌ってケーキを食べる。
おめでと~おめでと~ってハグして、すごい楽しそう。
なんだかいいよね~。こういうの。
誕生日は万国共通のめでたい日。
ケーキを食べた後、ゲームやるから集まれ!と言われ、中央に集合。
人数分の椅子が円になって並べられている。
「椅子取りゲームでもするのかな?」
と思ったら、椅子に座ってボールを回し、音楽が止まったときにボールを持っていた人が一発芸をやる、というなんとも過酷なゲーム。
「まじか…そういえば一発芸なんて人生でやったことあったっけ…。」
顔で笑いながらも、目にもとまらぬ速さで自分にきたボールを横に流すわたし。
むしろ隣にきたボール取り上げて隣に回すという愚行に走る。
12人いて、一人ずつ歌ったり、踊ったり、ピアノ弾いたり、
結構ガチな一発芸を見せていき、一発芸をやった人から輪をぬけていく。
一人、また一人減っていく。
まさかの最後の2人に残ってしまったわたし。
厚手のセーターの下は脇汗びっちょり。
Japanese danceやって~
SAMURAIやって~
FUJIYAMAやって~
とはやし立てる声援が、余計に脇汗を加速!
「FUJIYAMAやって~」ってなんだし!
もし次あたったら、もう「ハラキリサムライ」やるしかないな…
すると突然、男の子の悲鳴が!
どうやらおもちゃの車が転倒して出られなくなったみたい。
大泣きする男の子のおかげで、まさかのゲーム終了となった。
らっき~♪
帰宅後、ダンナにこの日のことを話す。
「いろいろな国の人の前で一発芸するなら何する?」
「う~ん、そりゃあれやね。シコをふむね。」
「え?」
「シコをふむね。」
ということで、ダンナ渾身の一発芸は「シコをふむ」らしい。
ああ見えて、大学時代テニサー部長だったダンナ。
さぞかしすごいシコをふむのだろう…。
オシャレなカフェや建物やデパートとかなくても、
そんなにきれいじゃない体育館で輪になって、
いろいろな国のお母さんが一発芸ゲームでわいわいガヤガヤ。
ダンナにシコの踏み方教えてもらって、わたしも一発芸習得しよう。