ニュージーと、親方と、ときどきダンナ。

家族3人。ニュージーランドでの初海外ライフ。

恐れていたことが起こってしまった…の巻2(EmergencyへGO!)

こんばんは。

 

 

 

 

どうでもいいことだけど、

親方がウンチをしたのでパンツタイプのオムツを取り替えるために、

サイドをやぶって親方のお尻をふいていると、

お尻の穴から次のウンチがGO!GO!スタンバイしてたときの、

ガッカリすることこのうえない…。

 

 

案の定15分後くらいに

 

「う”--------------------」

 

と言い出して、またふりだしにもどる。

これが2~3回続くことがあり、

 

「あれ、午前中終わる?」

 

と、おおげさじゃなく思う時があるそんな親方腸内環境(うらやましい)。

 

 

でも、わたしだって、ダンナだって、だれだって、

トイレ行った後、少し動いたら「あれ?また?」と思ってUターンすることあるもんね。

 

 

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「カァチャンしょっぱなからウンチネタやめ~~~や。」

 

 

 

ということで前回の続き。

 

 

 

 

 

 

どうにもこうにも歯茎の痛みと顔の腫れとに耐えられなくなり、

しかも熱まで出だした先週日曜日の午前中。

 

頭もふらふらして、さらには「もしかしたらヤバイ病気かもループ」にドはまりし、

わたしの思考回路はショート寸前。

 

ダンナに泣きつき、救急へ行くことにした。

 

「よし、いこっ!」

 

ダンナは快くそう言ってくれ、スピーディーに救急病院について調べだした。

そのときダンナは神に見えた。

 

 

 

 

すると、困ったときのスーパーneighbour、ウェンさんからメールが。

現在の様子を淡々とメールすると、速攻電話が入る。

 

 

なんとなんと、救急の歯医者が開いている病院を、これまたスピーディーに調べてくれ、なおかつ救急病院に電話して予約までしてくれた。

そのときウェンさんは神に見えた(電話越しだけど)。

 

 

 

 

さらにウェンさんは、痛みをおさえるために、

 

「Try gargling with salt water(塩水でうがいしなさい)!!)」

 

と教えてくれた。

数分後、わざわざピンポンを押してウェンさんがやってきて、

塩水でうがいすることの大切さを、ゆっくりの英語と体いっぱいのジェスチャーでわたしに伝えてくれた。

 

 

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「まさに『ウェンさんの知恵袋』やな。ありがたや~~。」

(わたくしごとで華がないため、今回も親方フォトをお届けします。)

 

 

 

 

 

 

 

そしてついに、救急へGO!

 

 

 

向かったのは「Ponsonby Accident & Emergency Dental 」。

Ponsonby(ポンソンビー)は、オークランドCityからも近く、とってもおしゃれな街で、観光客も多いそう。

 

 

 

「そんな場合やないと思うけど、ここがオレが行きたかったポンソンビーやで。」

 

 

「あ、そうなんだ…。」

 

 

 

車中の会話はこれくらい。ごめんよ、ダンナ。

 

 

 

だんだん熱が上がってきて、まさに脱力状態。

 

 

到着して問診票を書きながら、しばらく待っていると、

まさかのまさかのダンナのビジネスパートナー、グレさんが来てくれた!

そのときグレさんは神に見えた。

 

 

わたしの状態を見て、グレさんは本当にわたしを心配してくれた。

 

 

30分ほど待って中に通される。

通訳としてグレさんについてきてもらう。

 

 

歯医者さんはとても若そうな男性のケル先生。

 

「や、やさしそう…。」

 

もう第一声でわかる。絶対いい人。

心がほっとした。

 

そして、グレさんが、これまでの歯の治療経緯や、いつから痛くなったかなどなど、わたしが話してたことをしっかりと英語で伝えてくれた。

 

 

 

 

とりあえずレントゲンをとることに。

 

もうろうとする頭のなかで

 

 

「あ、レントゲン、これ60ドル(5000円)くらいかな…。」

 

 

と、もうろうとする割にはちゃっかり計算してしまう。

 

 

 

 

そう

 

 

 

ニュージー

 

 

 

 

歯の治療費めっちゃ高い!

 

 

 

 

 

夜な夜な「もしかしたらヤバイ病気かもネットサーフィン」をするなかで、

ニュージーの治療費についてももちろん調べていた。

むしろ、ニュージーに来る前から、高いということは知っていた。

だからこそ、日本で1年半かけて治療したのだ(なんだったの?1年半)。

 

グレさんも、現在、神経の治療をしている歯があって、

通院3回で約1000$(8万円、今は7万2000円くらいかな)。

 

一般医療保険でカバーされないため、とにかく高額なのだ。

あれこれ治療していると、「あれ?中古車買えちゃう☆」。

というのがニュージーあるあるらしい(ちなみに18歳以下は治療費無料)。

 

 

 

レントゲンをみると、神経の先に黒い影があり、多分ここで菌が悪さしているとのこと。

わたしを差し置いて、なにやらケル先生とグレさんが5分ほど真剣に話している。

 

 

「グレさん…わたしも会話に入れておくれ…。」

 

 

と、心のなかでつぶやいていると、

 

 

「とにかく、いまは痛みをとることに全力をツクシマス!」

 

 

とのことだった。

 

なにをしゃべっていたのか、もちろんさっぱり分からなかったので、グレさんに通訳してもらいながら、応急処置をすすめていくことに。

 

ということで、ずっとそばにグレさんがいてくれた。

 

 

そう、ずっとそばに、グレさん!

 

 

もちろんレントゲンも、口の中も、治療の様子も、すべてグレさんに見られた(途中少し出て行ったけど)。

口の中を見られるって、相当恥ずかしい。

まさにわたしにとって、口の中は恥部。

 

口の中を見ながら、またケル先生とグレさんが真剣に話しだす…。

もう、どうなってもいい。

 

 

 

「グレさん、今日からダディって呼ばせてもらおう…。」

 

 

 

と、熱くなりぼーっとした頭の中でそんなことを考えてた。

 

 

 

 

そこからはとんとん拍子で治療は進む。

 

 

サングラスみたいなのを渡されて、かけるよう言われる。

ニュージーではサングラスを治療中はかけるんだって。

 

 

はじめに麻酔の注射をブスリ。

 長年の治療で麻酔の注射なんて慣れっこなので、「好きにして」と言わんばかりに微動だにしなかったら、グレさんにすごい褒められた。

 

グレさんは麻酔の注射するとき「Wow...NO...」とか言ってしまうらしい。

 

 

 

 

 

それからズバッと歯茎にメスを入れて、

顔中押して押して押して押して押して押して押して、

膿を出して出して出して出して出して出して出して、

消毒して、縫って、30分かからず終了。

 

 

 

 

「アナタはツヨイヨ…。」

 

 

 

 

治療後、口の周りが血だらけになったわたしを見て、

グレさんはやさしく褒めてくれた。

ケル先生もやさしく口の周りをふいてくれた(ほんと血だらけだった)。

 

 

 

そんなこんなで応急処置は終わり、さぁさぁきましたお会計。

大量の抗生剤や痛み止めなどの薬代も合わせて、

450$(3万5000円)くらい。

 

でも、そのときはお金なんてどうでもよかった…。

 

 

 

 

いや~~~辛かった(泣)

 

 

 

 

 

でも、フラフラなわたしに、

ケル先生も、グレさんも、ウェンさんも、そしてダンナもやさしいやさしい。

ほんとうにみんな、やさしい。

 

家に帰ってからも、グレさんやウェンさん、そしてケル先生からも調子はどうかとメールをもらった。

 

もう、感謝しかなかった。

 

 

 

しかししかし、これからどうやら本格的な治療をしないといけないらしい。

日本で治療することも考慮しないといけないと、グレさんにも言われた。

 

 

 

夜中、再びウェンさんからメールが。

 

 

 

「Don't forget to gargl with salt water(塩水でうがいするの忘れないでね!)」

 

 

 

傷口しみないかなぁ~。

 

 

 

 

さて長くなりました。

「まさかの3か月で日本帰国となるのか!?ニュージー、救急じゃない歯医者に行ってどんだけ虫歯ヤバいのか知るの巻」は、次回へ続く。

 

もうほんとイヤになるよ。わたしの歯。